TIENの住宅品質

私どもが考える家づくりはデザインがいい家ちょっと不便でも楽しい家です。

ただ耐震性能・断熱性能・省エネ性能については当然のレベルでないと楽しい

はずの生活も不安になると思います。ここまでは絶対やった方がいい。

きつい言葉で言えばそれ以下なら建てない方がいいとまで私どもは思っています

開口部(サッシ)


 当社仕様例

敷地面積:70坪

延べ床面積:36坪+趣味室

基礎:ベタ基礎

構造:TS金物工法(耐震3等級相当)

断熱:ウレタン吹付工法

換気:第1・3種のハイブリット(マーベックス)

UA値0.53

※右の画像の建物の仕様です。

 

標準仕様はないのですが、構造・断熱・換気は最低限の仕様になります。

地域により断熱性能を上げる提案をさせていただきます。

BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)で評価します。


地盤・基礎工事

建物だけが強くても安心できません。その下の地盤・基礎も強くします。

地盤調査

 

地盤調査とは、家を建てる土地に強度があるか調べる調査です。土地の特性上地盤が弱い土地、強い土地があります。弱い土地にはそれなりの補強工事が必要になります。必要な補強工事を行った上で基礎工事に入ります。

(土地の状況により変化しますので別途工事です)

地盤改良

 

地盤調査で軟弱地盤の判定が出てしまったときは、土地に合った改良工事を行います。

工事内容は、主に柱状改良・表層改良・鋼管パイル工事等があります。

すべての工事に10年保証が付きます。

改良工事がない場合も10年保証をお付けします。

基礎工事

 

強固な地盤になった上で、基礎工事に入ります。基本ベタ基礎を採用します。ベタ基礎は鉄筋を底盤・立上りに配置してコンクリートで固めます。そのため地面からの湿気・白蟻の侵入がしにくい工法です。(地盤の判定によりベタ基礎以外になる可能性もあります。



構造・工法

妥協しない耐震性能

木造軸組金物工法

 

木造軸組金物工法は、在来工法と比べ接合部の断面欠損が少なくすむことが特徴です。その為、在来軸組工法と比べ大空間を開けても強度が出る工法です。

金物工法は在来軸組工法がベースになっているため自由度も高いです。

 

耐震3相当は確保していますが、オプションで 許容応力度計算もできます。

構造材

 

TIENの建物はエンジニアリングウッド(JAS規格)を使います。工場で板を何層かに張り合わせて作ります。その為無垢材に比べ乾燥しやすいのが特徴です。

反り曲がりの少ない材料です。

 

 

 

構造用面材(タイガーEXハイパー)

 

壁倍率は筋交い・面材等を取り付けた時通常の壁の何倍の効果を数字で示します

筋交の場合厚さにもよりますが2倍です

タイガーEXハイパー場合2.7倍と筋交と比べても強いことがわかります。

外周面にタイガーEXハイパーを設置し不足分を筋交で補います。

 


断熱材・24時間換気

暑さ・寒さは断熱と計画換気で和らぎます

断熱仕様

 

発砲ウレタン断熱、今の住宅で人気の高い断熱材です。発砲ウレタンとは、ウレタン樹脂に発泡剤を添加して形成される断熱材になります。

住宅では壁面から屋根又は天井の断熱に使用される素材で、特徴は発泡ウレタンを吹き付けると泡状になり固まって形成されます。メリットは、熱伝導率が他の断熱時と比べ低く防音性能にも優れています。施工後は、密着率も高い為気密性もよく水に強い製品です。

デメリットはコストが高い、施工後取外しに手間がかかります。耐火性能が低いことが挙げられます。

発泡ウレタンだけでも十分に気密が取れますが、気密シートを上から張ることにより、より確実に気密を取ることができる為シート・気密テープ張りを行います

 

別途工事で吹付断熱と合わせ外張り断熱を施工することもできます。断熱等級7取得も可能です。

 

24時間換気システム

 

24時間換気は建築基準法で設置義務になっています。

木造住宅の場合第1種・第3種のどちらかで設置することが多いです。

第1種換気は、給気、排気を機械で行う換気システムで、最も確実な換気が可能な換気システムです。外気を給気するときに熱交換を行うのも特徴で、屋外から取り入れた空気をできる限り室内環境に近い状態で室内に取り入れます。吸気・排気とも機械で行うため電気代が余分にかかります。

第3種換気は、自然給気、排気を機械で行う換気システムで、各居室・リビング等に給気口を設置し、トイレ・浴室・キッチン等の換気扇から排気します、そのため外気の温度がそのまま屋内に入る欠点があります。

どちらも長所・短所があります。そのためTIENでは 季節、温度ごとに1種・3種が切替わるマーベックス製の換気システムを設置します。

マーベックス換気の特徴としては、床に排気口を設けます。

ハウスダストは空中に舞上り約9時間程で床30㎝以下で停留します。床下排気にすることで停留したハウスダストを排出することができます。


屋根・外壁

デザインと耐久性からガルバリウム鋼板

屋根仕様

 

ガルバリウム鋼板は、亜鉛・アルミ・シリコンを組合せた合金で、その合金にメッキを施した鉄がガルバリウム鋼板です。

メッキに使われる亜鉛は、溶けることで錆による穴あきの拡大を抑える、防食作用を持っています。

亜鉛メッキ金属板をトタンと呼び、トタンは時間とともに亜鉛が溶けてなくなってしまい、防食作用が失われる欠点がありました。そこで亜鉛とアルミを組合せたガルバリウムが開発されました。

アルミには亜鉛が溶けてしまった穴を埋め、自己自然修復作用を備えた建材になります。

耐久性は25年~30年はあり、うまく使えば40年以上の耐久性が期待できます。

 

 

外壁仕様

 

主に屋根と同じガルバリウム鋼板を使用します。

玄関等のファザード面に、ジョリパッドもしくは木の羽目板を使用します。面積等についてはデザインの為、そのお宅ににより多い少ないが出てきますが、ガルバリウム鋼板で単調にならないように配置します。

すべての外壁を塗壁とか羽目板にはあまりしないようにしています。ガルバリウム鋼板と比べるとメンテナンス費用が必要になるため、自分たちでメンテできる部分・面積で提案しています。ガルバリウム鋼板と違い経年変化も楽しめる為、住んで愛着のわく外壁です。

 追加にはなりますが、焼杉の対応も可能です。焼杉は杉の板をわざと燃焼させて表面を炭化させます。炭化させることで防虫・防雨効果が出ます。長く使える建材になります。

 


内装建具

人の触るものだから人の手で造る

内装建具

 

TIENの内装建具は建具職人の造る造作建具です。

40年ぐらい前なら建具と言ったら職人の手で造るが当たり前でしたが、現在職人高齢化、職人不足の影響により既製品を多く使う住宅が増えています。

 

職人の造る建具は一邸ごとに寸法を取り、面材・取手・鍵・明り取りとすべて1からデザインすることができます。

既製品の方はいくつかのデザインの中から選ぶことになり、妥協して選ぶことになりかねません。

既製品は廃盤になる可能性もあり、直すことができず新しいものに交換することもあります。

 

職人の造る建具は、自由度が高く、長持ちで不具合が出ても直すことのできるといういい面があります。

 

TIENでは職人の技術を残す為にも、職人の造る建具をお勧めしてます。

 

 


開口部(サッシ)

外に一番近いからこだわろう

開口部(サッシ)

 

住宅の断熱・遮熱を考えるとサッシはない方が、熱の損失が少なくすみます。

その為、サッシのない家を造れば温かく、涼しい家になります

サッシのない家は現実的ではないので、サッシをつけるのですが、配置を考え必要以上に開口を設けないように設計します。

南面などの大きな開口には庇を適切な長さで付ける家を進めます、庇の長さは、日照条件により長さ変え、冬の日差しは家の奥まで届かせ、夏の日差しは遮れるよう設計します。

 

 

ただ陽気のいい日には窓を開けたいと思います。風通しも考え南面は大きく開口を開け、北面の高い所に開口を設けます。

そうすることにより、自然と風通しのいい家になります。

 

TIENでは気密性能・コストを考えリクシル サーモスⅡ-H ペアガラスを使用します。

※断熱等級6・7の場合YKK APW430 トリプルガラス

 

アルミの良さと樹脂の良さを融合したハイブリット窓

室外側に強度・耐久性に優れたアルミ

室内側に断熱性に優れた樹脂を採用し、熱の出入を抑制します